2009年09月24日
バーボンの語源
最近、へぇっと思ったことを忘れないうちにメモ。
バーボン・ウィスキーの名前の由来がケンタッキー州バーボン(bourbon)郡だってのは、ウィスキー好きの人にはわりと知られた話だと思いますが、このbourbon郡ってのは、フランスのブルボン朝から名前とってるんですねぇ。
つまり、バーボンの語源はブルボン朝といえないこともないわけです。
バーボンの綴りはBourbon。フランス語読みではブルボンで、バーボンの語源はフランス、ブルボン王朝に由来しています。アメリカ独立戦争時、フランス国王ルイ16世がアメリカ独立派を支援し、イギリスとの戦いに加わったため、独立後、アメリカ合衆国はフランスの支援に感謝の意を込めて、ルイ王朝のブルボン家の名前をケンタッキーの地名に残すことにし、バーボン郡と名づけました。現在では、当時よりだいぶ小さくなりましたが、ケンタッキー州のひとつの郡として残り、ウイスキーの呼び名としても定着しています。
Bourbon County, Kentucky(Wikipedia 英語版)
Bourbon County was formed on October 17, 1785 from sections of Fayette County. It was named after France's royal family.
ちなみに、バーボン・ウィスキーはバーボン郡が発祥の地とされているみたいですが、テキーラやシャンパン(や球磨焼酎)みたいに産地制限があるわけでもないので、バーボン郡以外(ってか、ケンタッキー州以外)でつくってもバーボンはバーボンらしいです。(こまかい規定はいろいろあるみたいですが)
とはいえ、よくバーボン扱いされてる、ジャック・ダニエルは厳密に言うと、バーボン・ウィスキーじゃなくて、テネシー・ウィスキー(製法が微妙に違うらしい)なんですなぁ。
Tennessee whiskey is not bourbon whiskey, as defined by Title 27 of the Code of Federal Regulations, Chapter 1, Part 5, Section 5.22.[13]
まぁジャック・ダニエル以外のテネシー・ウィスキーって見たことないですけどね…
(他にはGeorge Dickelっていうブランドがあるらしい。オンリーツー!)
投稿者 niimiya : 2009年09月24日 23:56
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://niimiya.akatsukinishisu.net/mt3/mt-tb.cgi/2065
コメント
私はバーボンかどうかは知らないけど
ワイルドターキーが好き。
血液にアルコールが混ざればなんでもいいんだけどね。
投稿者 タムタム : 2009年09月25日 08:41
ワイルドターキーは代表的なバーボンだね。
ライ麦のウィスキー(ライ・ウィスキー)なんかも出してるんで、バーボンしか出してないってわけでもないけど。
私もすきっす。
ライウィスキーも見かけたら呑んでみてーな。
私はむしろ、そっちのがすきだったりします。
投稿者 niimiya : 2009年09月27日 01:50