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2009年01月08日
高雄の話
木曜日。晴れ。日中は暖かい。夜から強風。
相変わらず高雄にいますよ。
2年もすんでると、日本人同士で話すときも、たいていの地名はこっちの発音のほうがピンと来るようになるのですが、高雄だけはついつい「ガオション」じゃなくて「たかお」っていっちゃうことが多いですな。
「たかお」ってのは音読みですらないんで、「おいおいそりゃ台湾の人には通じないよ」って思いがちですが…
もともと「ダァグォ(打狗)」って地名だった(さらにもともとは原住民の言葉だったのかな)のを、日治時代に狗(いぬ)を打つじゃ字面がわるいだろってことで、読みの近い「たかお(高雄)」に変えたらしいっす。
で、光復後も字面はそのまま高雄で読みは中国語よみして、ガオションになったんですな。
ま、そんなわけで、意外と通じたりするんですなぁ
17世紀に打狗(台湾語ではTaN2-kau2,ターカウと呼ばれた)という小さな村から発展し、都市へと成長した。ターカウとは、原住民平埔族マカタウ族の集落タアカウ社の名称に由来し、そのマカタウ族の言語で「竹林」を意味する言葉であった。1624年にオランダは、この場所に砦を築いたが、1661年に漢人によって駆逐された(鄭成功を参照)。1684年に打狗は鳳山県と改名され、台湾府の一部として取り扱われた。1880年代に打狗は開港した。1895年に下関条約により日本に台湾が割譲されると、日本は海軍の南方方面での補給港を確保すべく打狗開発を進めた。地名に関しても1920年に打狗と発音が近い高雄(歴史的仮名遣はたかをと表記)に改称した。戦後台湾を支配した国民党でも高雄の表記を継承し現在に至っている。しかし現地の台湾語での会話の中では現在も旧称のターガウと称されることもある。
はてさて、仕事のほうもなんとか無事に片付きました。
夜の会食は海天下という、海鮮レストラン。他に似たような店に海王子と海将軍があるらしい。
そういや台北には海覇王(英語名ハイパーワン 強そう)ってお店あるなぁ。
港町だけあって、海鮮は新鮮でおいしかったです。
カラスミは台北の3倍くらい厚かった(厚ければいいってもんでもないと思うが)
さらにボラの砂肝ってのを食べた。
会食後はマッサージにいって、街をぶらぶら歩いてホテル帰ってきました。
明日の朝の新幹線で台北戻ります。
帰国までに仕事で高雄にくることはもうないかもなぁ。
遊びで一度くらいいってもいいかもっす。
■高雄についてまとめ
今回が2度目の高雄なわけですが、この異常に少ないサンプリングから、高雄はここが台北と違うと思ったところを以下にピックアップ。
1)屋台が多い。
ちょっと歩くとすぐ、屋台が密集してる地域に出くわす。
台北のようないかにも夜市ではなく、普通の道の両脇にずらっと並んでる感じ。
2)歩道が歩きにくい。
屋台やら路駐やらでやたら歩きにくい。ほとんど車道歩いてました。
3)道が広い。
広いねぇ。
4)パチンコ屋がある。(台北はない)
5)歌が好き。
結構、高級できれいなレストランでも、奥のほうの個室からはカラオケの音がひびいてきます。
聞くところによると、公園では1曲10元の青空カラオケ屋も繁盛しているらしい。
6)国語(中国語)と台語(台湾語)がシームレス
台北でも台湾語の会話を聞くのはそれほど珍しい話ではないのですが、南部では普通にみんな台語で話してます。
まぁそれは台南でも墾丁でも同じなんでいまさら驚くことでもないんですが、今回、仕事でおつきあいした方たち同士が移動中などに世間話をしていると、国語でしゃべってたかとおもうと、いつのまにか台語になってて、それがまたいつのまにか国語になってる。
切り替わりがスムーズすぎて、いつかわったのかがはたできいてて全然わからんかったっす。
みんながみんなそうなのかわからないけど…
■備忘録
打狗英國領事館(高雄)
メーカーの方におすすめとして教えてもらったとこ。
港をみながらビールのめるらしい。
以上
投稿者 niimiya : 2009年01月08日 23:05
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