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2005年05月05日
【本】ゲバラ日記
ゲバラ日記
[著者]アルネスト・チェ・ゲバラ・デ・ラ・セリナ
[訳者]高橋正
[出版]角川文庫 白170 P248 初1969/8 \140 絶版
[入手]古本屋 \300 初版
[目次]
一九六六年 P5
一九六七年 P27
ゲバラ小伝-序にかえて- P198
人物紹介 P238
付図1 南米大陸のボリビアとその周辺 P247
付図2 チェのゲリラ隊”ボリビア人民解放軍”の足跡 P248
■感想
ゲバラの最後の戦場ボリビアでの11ヶ月の日記。
日記だけあって、日々の出来事を記しているだけなんですが、一次資料だけあって重みがちがいますねぇ。
外からはまったくわからないゲリラの内面(生活・動機・目的)を少し垣間見れた気がします。
しかし、この人は本当に高潔かつ不屈の闘士ですなぁ
格好いいっっ!!
今日のこの人気も良くわかります。(街中でゲバラのTシャツ着ている人達のうち、彼のことをよく知っている人がどれだけいるかは怪しいところではありますが…)
と・は・い・え
革命のための暴力肯定は私には頷けないのでありますよ
やっぱり、格好悪くてもガンジーのやり方のがいいと思うぞ
安全地帯から奇麗ごといってゴメン、チェ。
お薦めしたいのですが、結構読みにくいので覚悟してのぞみましょー
とにかく部下の名前がいっぱい出てきすぎて、数人除いて誰が誰だかわからん…
日記だけだと、背景がわかりにくいのでこのあたりを合わせて読むといいかも知れません。
■評価
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆★
■引用(1967年9/26より)
(前略)
13時30分ごろ、丘の頂上目指して登り始めた時に、全山に銃声が鳴り響いた。仲間が敵の待ち伏せに会ったのだ。私は村の中に防衛体制をしき、生還者を待った。そして、リオ・グランデに通ずる道を退路に決めた。数分後、ベニニョの姿がみえた。負傷していた。続いてアニセトとパブリト、パブリトは足をひどくやられていた。ミゲルとココとフリオは戦死した。カンバは背嚢を置き去りにして姿を消した。後衛隊はすぐさま退路に向かった。私もそれに続いた。二頭のラバは手放さなかった。後の連中は至近距離から銃撃されて、しばらく遅れた。インティが行方不明になった。30分ほど目につかない場所で彼の到着を待ったが、丘の上から銃撃を受けたため、彼を置いて出発することにした。
(後略)
投稿者 niimiya : 2005年05月05日 00:47
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